睡眠不足 イメージ

睡眠時間が減少すると、比例してアトピーが悪くなる…
こんな経験はありませんか?[2]

自然治癒力ってなんでしょう。

 恒常性維持機能という言葉をご存じでしょうか。英語でホメオスタシス(homeostasis) といいます。ヒトは、病気の原因となるウイルスや細菌の感染や、あるいはガン細胞が発生し多少の増殖をしても、常に体内の環境を良好な状態に維持する働き が備わっていて、生体環境を正常な状態に保とうとします。これを恒常性の維持機能と呼ばれています。

自然治癒力というのは、この恒常性のことで、傷が治ったり、カゼを引いても自分自身で回復するチカラのことです。アトピー肌は、自然治癒力が低下しているといわれますが、その原因は、食事のアンバランス・過度のストレス・睡眠不足があげられます。


痒みのために安眠できず夜型の生活になりがちで、その結果「睡眠時間のゴールデンタイム10:00~2:00」に熟睡できませんから、この時間に働く自然治癒力が発揮できないまま朝になり「翌日の痒み倍増」となるのです。今回は、アロマの助けをかりたスムーズな入眠のお話です。


アロマテラピーとは、ハーブや果物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)を用いて心身をリラックスさせ、ストレスを軽減し自然治癒力や免疫を高め、健康管理に役立てようというものです。


植物の持つ香りのエキスで身体も心も癒されて「いい気持ち」になることが大切なのです。ヒトは、笑っている時や楽しい時はストレスを受けません。アロマテラピーは、アロマ=芳香・テラピー=治療と言う意味で、リラックスすれば、本来備わっている自然治癒力・免疫力を充分発揮できるのです。アロマには、たくさんの種類がありますが、特に、ラベンダー・オレンジ・カモミールなどは、気持ちを落ち着かせ眠りを誘う効果があります。


アロマ人気で、最近では、ショップや雑貨屋さんにも「アロマオイル」「ポプリオイル」などの表示で、化学的に香りを似せた芳香剤に使う合成香料のものもあります。容器が似ていても中身が違いますから注意が必要です。合成香料のものは、安価で手頃なのですが、精油100%ではありませんので、アロマテラピーには使えません。


アトピーラボの「アロマクリームおやすみ」は、オレンジ、ラベンダーなど、肌への刺激が穏やかな精油を使っています。手のひらに取り両手をすりあわせ、鼻と口を覆って深呼吸して香りを感じて下さい。


人間の五感の中でも、臭覚は脳の感情中枢との結びつきがもっとも強いと言わ れ、ここち良い香りは心と身体にプラスに働くと言われています。香りは、鼻の粘膜で関知され、吸い込むときに香りの分子は濾過され、暖められて、臭覚 ニューロン(神経細胞)を刺激します。香りの情報は、感情中枢に伝えられるので「スムーズに入眠できる」という実例が多くあります。