起業のきっかけは、子供に対する母の想いを感じた時でした。私ども兄弟はみな多少なりアレルギーの素因がありましたが、それを一番もっていたのは次男でした。幼少期より喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎とⅠ型アレルギー症状が続き、昼夜問わず看病をして心配する母の姿は今でも覚えています。今現在日本にいるアトピー患者は小児数の3%、大人を含めますと国民全体の10%とも言われています。そこには私の母と同じように子を心配する親御様、親族の方々、周囲の方々の姿が思い浮かべられます。Atopy laboはご本人はもとより、そのような方々に向け、少しでもその「心配」を取り除くお手伝いをしていきたいと思います。
現在行われている敏感肌用化粧品のマーケットにあるものは長年、健康的な肌の方をターゲットとして発展してきた既存化粧品会社が参入してきた商品が主となっています。日々弊社にご相談に来られる方々のお話をお聞きしていると、敏感肌用化粧品を謳っている商品をお使いになっているにも関わらず、トラブルを起こしてしまったという方々がたくさんおられると感じます。Atopy laboは前身の会社を含め20年以上、お肌のお悩みをかかえている方へのヒアリング、医師をはじめとする医療関係者との協議を積み重ね、それが原料へのこだわり、保存料等完全無添加へのこだわり、カウンセリングの重要性、日々変わる有意義な情報の作成、提供に繋がっています。そのため、肌トラブル解決のニーズに応える力は他に負けないと自負しています。
Atopy laboは一社で開発、製造、販売を行っています。それによりコストを最大限まで下げ、安価で高品質な商品を自信をもってお勧めすることができています。アトピーをはじめとするアレルギー疾患は薬を使って終わり、保湿剤を塗って終わりというものではありません。それはあくまで対症療法であり、根本的な解決にはなっていないのです。各々の症状が出ている理由は遺伝的素因に加え、日々の環境要因も重要な因子になると考えます。それを改善していくには一人一人の方の生活習慣の改善、生活意識の改善が必要不可欠です。
身体に何かトラブルがあり気になったとき、まず病院に足を運ばれることと思います。そこで診断をしてもらい、薬をもらい治療を始められるでしょう。しかし、その時どのくらいの方が日々の生活の中にその原因があると思い至るでしょうか。近年、シックハウス症候群や行き過ぎた潔癖、腸内フローラの改善に代表されるように、日常環境の重要性が謳われ始めました。これらはどれもAtopy laboが訴え続けていたものの一部です。
弊社は化粧品、保湿剤を製造販売している会社ですが、ただ商品を販売して終わるのではなく、終わりないQOL(生活の質)の改善を追及するため、これからも生活の中で気をつけるべき情報の発信も最重要事項として取り組んで参ります。