夏の強い陽射しは皮膚の老化を加速します。
紫外線にさらされた皮膚に発生した活性酸素が、シミ・シワの直接の原因といわれています。抗酸化力の強いアスタキサンチンを肌外用剤に添加すると、日焼け防止、メラニン生成抑制によるシミ防止、弾力性の向上、小ジワの減少などに効果的という研究が進んできました。
日常生活における各種のストレス、不規則な生活習慣、喫煙、偏った食生活、取り巻くさまざまな化学物質、オゾン層の破壊で強まった紫外線などにより、体内の代謝反応過程においていわゆる”活性酸素”が過剰に発生します。これが細胞膜やDNAに直接作用し、それが発端となって老化の促進・シミ・シワ・タルミの原因となることが指摘され、近年発表された抗酸化物質の様々な研究結果では、生体内で発生する過剰な活性酸素を強力に消去するアスタキサンチンの抗酸化機能が報告されています。
アスタキサンチンの大きなチカラ抗酸化作用
アスタキサンチン(astaxanthin,astaxanthine)は1938年に発見された色素成分です。β-カロテンやビタミンEなど他の抗酸化作用を持つ物質と比べ、身体の多くの部位で抗酸化を期待できる構造で、様々な研究で非常に強い抗酸化効果が報告 されています。
活性酸素による脂質、蛋白質の酸化変性が、細胞膜に起こると、皮膚の機能に大きな影響を与えます。これが重なるとシミやシワ、タルミなどの老化の原因を作ります。
活性酸素による体内の酸化反応は、一度始まると連鎖反応的に酸化作用が広まりますが、アスタキサンチンはこの連鎖反応を抑制する作用があるので、効果的に活性酸素の弊害をなくすことができるのです。
その他にも免疫機能・肌の美白アップが期待できます。
アスタキサンチン(astaxanthin,astaxanthine)は1938年に発見された色素成分です。β-カロテンやビタミンEなど他の抗酸化作用を持つ物質と比べ、多くの部位で抗酸化を期待できる構造で、非常に強い抗酸化力があります。
・一重項酸素消去活性はビタミンEの100倍・βカロテンの10倍
一重項酸素は、さまざまな活性酸素種の中で代表的なものです。毒性が強く、紫外線を繰り返し浴びていると皮膚細胞の中に大量に発生し、皮膚ガンの発生を強力に促すといわれています。アスタキサンチンは一重項酸素の有効な消去能力があることが、さまざまな試験によって確認され、その効果は、代表的な抗酸化物質であるビタミンE(α‐トコフェロール)の100倍、βカロテンの10倍以上ともいわれています。
・脂質過酸化抑制作用はビタミンEの1000倍
細胞の脂質が活性酸素の攻撃を受けて酸化することが脂質過酸化反応で、老化が進む原因のひとつといわれています。連鎖的に脂質過酸化反応が進むので、次々に細胞膜が酸化してしまいます。アスタキサンチンの脂質過酸化を阻害する効果は、ビタミンE(α‐トコフェロール)の約1000倍と報告されています。