乾燥以外にも悪化の原因が…?

冬にアトピーが悪化する原因は皆様もお分かりのように、「乾燥」ですよね。

ですが寒い季節は 乾燥以外にも悪化原因が潜んでいます。

今回は冬に悪化するアトピーの対策をご紹介します。

 

スキンケア

保湿

乾燥を感じた時何度でも塗る。(持ち歩く)

常にしっとりしておくと肌のかゆみを緩和できる。

保水(化粧水や保湿液)だけでなく、保湿(クリームやオイル)をしっかりと塗ると乾燥しにくい。

 

洗顔

石けんは使わず、水やぬるま湯で洗う。

石けんを使う場合はたっぷり泡立てて、擦らず洗う。

 

入浴後

お風呂あがりは10分以内に保湿する。

放置してしまうと入浴前より肌が乾燥してしまう。

 

室内対策

加湿器

加湿器等を使い、室内の湿度が50%~60% になるよう、調節する。60%以上でアトピーの代表的な悪化因子のダニ、またカビが発生しやすくなるので注意。

ダニ

夏に繁殖したダニが秋になりだんだん気温が下がってくると死んでしまう。そのダニの死骸やフンを呼吸で吸ったり、口から体に入ることで症状がでる。アトピーは皮膚に死骸やフンがつくことでかゆみや赤みが増す。特に寝具は水洗いしフケやフンを落とすと良い。もし布団の中のダニが気になるなら乾燥機(60℃以上)で死滅させるとよいでしょう。

 

服装

下着

合成繊維(ポリエステル・ナイロン)は肌の水分が少ない乾燥肌さんの場合より静電気が発生しやすくなる。ちくちく、ピリピリするのでかゆみを誘発させてしまう。下着ではできるだけ避けるとよい。

 

ウール

ウールは、保温性も高く、伸縮性もあり汚れにも強いが、ウールの繊維の太さによってごわつき、チクチク感があるため、敏感肌の方は太い繊維のウールは肌に直接当たらない様にインナーを着るとよい。

 

そのほかにも

ハウスダスト

床上30㎝は、歩いてハウスダストが舞い上がる高さ。寝る場所は高さがあるベッドが望ましいが、難しい方は「すのこ」や厚みがある「マットレス」の上に、敷き布団を敷くとよい。

 

電気毛布

電気毛布は肌が乾燥するため寝るときには電源をOFFにする。もしくは湯たんぽを使用する。(湯たんぽが肌に触れると暖かさでかゆみが出てしまうため、寝るときは足元に入れる。)

 

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参考・引用

日常生活での悪化要因とその対策 九州大学医学部 皮膚科学教室

アトピー・脱ステロイド専門入院治療 ナチュラルクリニック21 秋・冬のアトピー注意点:久保Dr.からのアドバイス 2023年10月版